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遺骨を集める女性(前編)

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アル「はぁ、はぁ・・・
   思わず走って逃げちゃったけど、ここは…お、お墓!?」

???「あたしの墓に何か用?」

アル「あ、あたしのお墓って……
   ヒッ!?い、イヤァーッ!!!」

???「ちょ、ちょっと!?」

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フェルト「こんにちはっ!
     あれ、クローシェさん一人だけ?」

クローシェ「いらっしゃい。
      姉様たちなら桐葉とハンティングに出かけていきましたけど
      そろそろ帰ってくるころだと思いますわ」

フェルト「仕事の依頼持ってきたんだけど皆が帰って来てからがいいね
     それまでお邪魔させてもらうね」

クローシェ「ところで…」

フェルト「どうかした?」

クローシェ「お化けっていると思います?」

フェルト「え?」

クリスカ「ただいま~って、フェルト来てたんだ」

フェルト「ええ、お邪魔させてもらっているよ
     ところで…さ!」

桐葉「随分と楽しそうですけど、どうしたんですか?」

フェルト「アルちゃんがお化けに遭遇したってホント!?」

クリスカ
  &  「ふふ、ええ、もちろん本当のことですよ」
桐葉

クローシェ「本当の事と言う割には随分と楽しそうですわね」

クリスカ「そりゃそうだよ。
     ここにそのお化けが一緒にいるんだから!」

フェルト「どこどこ!?」

桐葉「はい、お化けの螢ちゃんよ!」

螢「わ、私はお化けじゃありません!」

桐葉「わかってる、冗談よ、じょ・う・だ・ん!」

クローシェ「どういうことなんですの?」

クリスカ「実はさ…」

フェルト「あはは!なにそれ!?おっかし~!!」

クローシェ「はぁ……アルはもう少し落ち着きが必要ですわね」

螢「ご自分が苦手な場所にいたのですから無理もないと思いますよ」

クリスカ「健気だねぇ…螢も落ち込んでたのにさ」

螢「お、落ち込んでなど!?」

クローシェ「フェルトさんも笑い過ぎです
      依頼のお話に来たのではなくて?」

フェルト「そうだった!危うく忘れて帰るところだったよ!」

桐葉「掲示板には依頼もなかったですけど、急な依頼なんですか?」

フェルト「急ってわけじゃないの
     私の依頼した仕事を片付けてくれたってカティマさんに紹介したのよ」

桐葉「カティマさんみたいな人でも依頼って出すんですね」

クリスカ「もしかして二人の知り合い?」

フェルト「コインブラ中央通りの刀剣屋の店主だよ」

螢「あの眼帯をつけた女店主ですか?」

桐葉「そうそう!見てのとおり美人さんだから結構有名なのよ」

螢「美人かどうかはよくわかりませんが、剣の知識に関しては凄い方でしたね」

クリスカ「会ったことあるんだ」

螢「ええ、この大剣を購入したときに。」

フェルト「会って直接依頼したいみたいだから
     時間が取れるときにでも受けてあげて欲しいかな」

桐葉「私もお世話になったことが沢山あるし
   助けてくれると嬉しいな」

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カティマ「いらっしゃい、よく来たね
     今ならいい剣を入荷しているよ」

クリスカ「すみません、お客じゃなくてご依頼を受けに来たんです」

カティマ「ああ、あんたがフェルトが教えてくれた人なんだ」

クリスカ「まだ二人来てないから武器でも見せてもらっていてもいいです?」

カティマ「構わないよ、市井に出回るものとしては
     良い物ばかりだから気にいってくれる物もあると思うよ」

クリスカ「確かに良い物が揃っていますね、けど…
     これが一番良いもの、かな?」

カティマ「それに目をつけられるなら腕も良さそうだね」

クリスカ「ただの目利きかもしれないですよ?」

カティマ「ちゃんとした身のこなしをしているただの目利きなんていないよ」

クリスカ「お金ないんですから煽てても買いませんよ?」

カティマ「はっはっは!あんた、気にいったよ!」

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アル「姉さん、遅れてごめんなさい!」

螢「お待たせしました!
  おや?ご店主とお話が弾んでいるようですね」

クリスカ「二人とも遅いよ!まったく…
     それじゃあ、自己紹介しておきますね」

クリスカ「私がクリスカ、こちらが妹のアル
     で、こちらが友達の螢です」

アル「はじめまして」

螢「先日はいい剣を売ってくださってありがとうございました」

カティマ「ああ、よろしく
     あたしはカティマっていうんだ、よろしく」

カティマ「しかし、あんたが依頼を受けるというのも縁というか…」

アル「わたし、ですか?」

カティマ「なんだい、覚えてないのかい?
     先日うちの墓の前で遇ったでしょ?」

アル「あ、あのときのお化け!?」

カティマ「お、お化けって…
     私はちゃんと生きてるよ!」

アル「そ、そうですよね!?」

クリスカ「ビクビクしながら走るから見間違えるのよ!」

カティマ「まぁ、事情がありそうだし構わないけど…
     この分だと今回の依頼は頼めそうにない、かな??」

クリスカ「どういうことです?」

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カティマ「今回頼む仕事はポルトベルロから『これ』を拾ってきて欲しかったんだよ」

螢「人骨、ですか」

アル「ほ、骨!?なんで!?」

カティマ「依頼するんだし、理由も説明・・・」

クリスカ「ちょっと待った!」

カティマ「どうしたんだい?」

クリスカ「依頼は受けるけど、今は理由の説明は必要ないよ
     別に泥棒するわけでもないし、終わった後に聞かせて。
     理不尽な理由だったら強奪してでも元の場所には戻しますけどね」

アル「ちょ、ちょっと!?姉さん、受けるならちゃんと理由も・・・!」

螢「私もクリスの提案に異論はありません、それに・・・
  カティマさんなら別段悪いことに使うことはないでしょう」

カティマ「まぁ、受けてくれるなら助かるんだけど…
     二人ともちょっと変わってるね、これだと妹さんは苦労してるんじゃない?」

クリスカ「私の場合は仕事に対して誠実でありたいだけですよ
     螢の方は・・・お人好しだからなぁ~」

螢「別にそのようなことは・・・!」

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クリスカ「まぁ、近日中には報告に上がれると思いますので
     ご依頼承りました!
     アル、螢!行くよ!」

アル「や、やだ!私は嫌よ!?
   お願い!クローシェ姉さんに代わって貰って!」

クリスカ「大丈夫だよ、なんとかなるって!」

アル「な、なんとかってどういう…!?」

螢「安心してください、何があってもアルさんは守りますから!」

アル「だ、だから!そういう問題じゃなく・・・!
   ちょっと!?二人とも離して!い、いやぁー!!」

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