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アルの憂鬱

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アル「それにしても、新大陸に来てから一気に友達が増えましたね」

クリスカ「そういえばそうだね
     螢に始まって、お姫様にユーミルさん、
     ウェイトレスのお姉さんに桐葉さん、フェルトさん、か・・・」

フィー「同じ系統の武器を扱える人もいてくれるし
    別行動になっても安心だよね」

クローシェ「アル以外は、ですけどね」

アル「え、どうして?
   桐葉さんだって魔法使えるじゃない?」

クローシェ「桐葉には防御系の魔法しか教えてなくてよ?」

アル「ど、どうしてよ!?」

クローシェ「桐葉が得意なのは癒し系の魔法なのはアルも見たでしょう?」

アル「そ、そういえば・・・!」

クリスカ「まぁ、クローシェもいるんだし気にしなくても大丈夫だよ」

アル「・・・わたし、ちょっと練習してくる!」

フィー「あー・・・行っちゃったね」

クリスカ「自発的に練習する「だけ」ならいいんだけど。」

クローシェ「そうですわね…
      元々性格的に向いてないから無理しなければいいのですけど・・・」

螢「おはようございます、先ほど凄い剣幕のアルさんを見かけたのですが
  何かあったんですか?」

クリスカ「ああ、おはよう。
     ただ魔法の練習に出かけただけだよ」

螢「アルさんの魔法の練習ですか・・・
  一度くらい観てみたいですけど、どちらへ行ったかわかりませんか?」

クリスカ「一人だし町のすぐ側だと思うよ」

螢「そうですか、それじゃあ行ってみますね!」

クローシェ「あ、朝から全力疾走なんて・・・」

フィー「元気有り余ってるって感じかな?
    わたしはまだねむ~い…」

クリスカ「私も…」

桐葉「おはよう・・・って、みんなグッタリしてるけど、どうしたの?」

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アル「ファイアーボール!!」

アル「ふぅ~
   攻撃系はこんな所かな?でも・・・」

螢「おはようございます、朝から鍛錬ですか?」

アル「け、螢さん!?
   私も皆さんには負けていられませんから・・・」

螢「見学させてもらいたくて来たんですけどいいですか?」

アル「観ててもあまり面白いものじゃないですよ?」

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アル「ライトニング!ショックウェーブ!!」

螢「随分とペースが早いですがいいんですか?」

アル「はぁ、はぁ・・・
   私が、頑張らなくちゃ、いけませんから…!」

螢「どういうことです?」

アル「こういう魔法を扱えるのは私しかいませんから・・・」

螢「確かに火炎や氷結、電撃といった魔法を扱えるのはアルさんだけですけど」

アル「だから、私が頑張らなくちゃいけないんです!」

螢「何か事情がありそうですが・・・
  それって何か違っていませんか?」

アル「え・・・?」

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螢「そういう事情でしたか」

アル「だから私が頑張らなきゃって思ったんだけど・・・」

螢「確かに堅い守りの魔物には
  アルさんのような魔法を扱える方がいると助かります」

螢「ですが、それら全てをアルさんだけが相手にする必要もないですよ」

アル「そうでしょうか・・・?」

螢「アルさんがいないときはクローシェだっていますから
  搦め手な戦い方もできるでしょうし
  桐葉に守ってもらいながら戦うことだってできます」

アル「それでも駄目なときだってあるじゃない!」

螢「そういう時は・・・」

螢「引いちゃえばいいんですよ!」

アル「へ?」

螢「どうしても駄目なときは引いてしまうことも大事ですよ」

アル「負けたり逃げたりしたら駄目じゃないですか!」

螢「私が思っているだけですけど、負けるということは
  諦めてしまうことだと思うんですよね」

螢「それに一度敗れたからって諦めるのはもったいなくありませんか?
  挑戦し続けていれば勝てる可能性だってあるかもしれませんし。」

螢「ただ、アルさんの言いたい事だって理解しているつもりです。
  ですから、もし迷いがあるなら
  アルさんだけの答えを探してみてはいかがですか?」

アル「私だけの答え……」

螢「アルさんは若いんですから
  皆と一緒に冒険していればきっと見つかりますよ」

アル「わ、若いって、螢さんだってまだ若いでしょ!?」

螢「それもそうですね。」

アル「もうっ!良い話が聞けたと思ったのに最後の最後で台無しです!」

螢「ですが、肩の力は抜けていませんか?」

アル「・・・!
   そう、ですね…
   まったく、螢さんには敵わないなぁ」

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桐葉「まったく・・・
   貴女達も心配ならコソコソしてないで行けばいいのに!」

クリスカ「いや、姉としてすこ~しだけ気になったというか・・・」

クローシェ「わ、私はただの散歩でしてよ!?」

フィー「そんなことより朝ご飯まだぁ~?」

二人「あ、あんたはぁ~!!!」

桐葉「はぁ・・・やれやれ、ね
   あら・・・?」


螢「あちらはあちらでまったく・・・」

アル「なにか言いました?」

螢「いえ、何も。
  貴女たちご姉妹は本当に仲が良いですねと思っただけです」

アル「そうでもないですよ!
   クリス姉さんとクローシェ姉さんはよく言い合ったりしてますし。」

螢「そういうのも家族の愛情なんだと思いますよ
  クリスもクローシェも優しい女性ですから!」

アル「はぁっ・・・!
   (ほんっと臆面も無く言い切るだけに聞いてるこっちが恥ずかしいっ!)」

桐葉「ちょ~っといいかしら?」

クリスカ「急にどうしたの?」

桐葉「私たちがみてること、螢は感づいているみたいよ?」

三人「えーっ!?
   は、早く戻らないと!!!」

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