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銃を持つ女性、フェルト

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アル「ようやくコインブラですね
   螢さんとクローシェ姉さんは大丈夫かな?」

クリスカ「あの二人のことだから大丈夫だよ
     そんなことよりあの二人が今何処にいるかだけど・・・」

アル「ヌネズさんは街の人の依頼を聞いているかもって言ってましたし
   街の人に聞いてまわるしかないですね」

フィー「それじゃあ話を聞きに行こうよ」

街の人「う~ん、その人たちは知らないかな」
   「わたしの所には来ていませんよ」

クリスカ「残るは商店街のほうだけど
     これだけ歩き回って鉢合わせもないし
     外にいる可能性が高そうだね」

アル「すみません、こんな容姿の二人組みの女性、見かけませんでしたか?」

魔法屋「ああ、その二人なら確か・・・
    桐葉の嬢ちゃんの店で何かしていたよな?
    なぁ、フェルトの譲ちゃんよ」

フェルト「え?ええ
     確かその二人なら桐葉ちゃんのお願い聞いてたみたいよ」

フィー「その人は何処にいるんですか?」

魔法屋「俺の店の真向かいだが、今はいないみたいだな」

フィー「そうなんですか
    それじゃあ、しばらく待ち惚けだね~」

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フェルト「ところで
     キミは銃を背負っているけど銃に興味があるのかな?」

フィー「ん、これ?
    この銃は間に合わせの安物らしいんだけど
    銃器は好きだよー」

フェルト「へぇ、気があるじゃない
     実は私もそうなのよ」

魔法屋「ああ、しまった」

クリスカ「どうかしたんですか?」

魔法屋「いや、な・・・
    あのフェルトという女性だが銃の話をすると止まらないんだよ」

アル「そ、そうなんだ」

魔法屋「そんなわけだから、少し覚悟しておくんだな
    俺は店に戻るから頑張りな」

アル「はい、ありがとうございました!」

フェルト「ふ~ん、それでこんな後付けな弄り方にしてあるんだ」

フィー「そうなんですよ~
    クリスねえが選んでくれている分、安物でもいいほうなんだけど
    やっぱり自分にあわせて選ばないと多少手直しが必要になるんだよね」

フェルト「そうそう、そうなんだよねー!
     この銃だとあなたの腕前は知らないけど
     身長と腕の長さからしてこんな感じの手直しのほうがいいんじゃない?」

フィー「ほぇ~
    こんな方法もあるんだ、知らなかったかなー
    お姉さん物知りなんだね~」

フェルト「そりゃそうよ、一応これでも銃器屋なんだから!」

アル「な、なんだかもう溶け込んじゃっているね」

クリスカ「同じ武器を扱うもの同士気が合うんでしょ」

フェルト「ところでさ、貴女達って開拓者なんだよね?」

クリスカ「そうだけど、何か仕事の依頼でも?」

フェルト「実はね、調べてきて欲しいことがあるの。
     時間があるならでいいんだけどお願いできる?」

アル「螢さんたちも待たなきゃいけないし
   せっかくですから受けませんか、姉さん?」

クリスカ「そうだね、フィーもお世話になったし、引き受けましょうか」

フェルト「ありがと
     それで、お願いのほうなんだけど・・・」

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クリスカ「しっかし、わたし達の方が先に遺跡に入ることになるなんてね」

フィー「クロねえが聞いたら悔しがりそうだね~」

アル「意外と入り口付近のほうは調べてたりしてね」

3人「まさかね~」

クローシェ「~のような原理がこの魔法の・・・っくしゅん!」

螢「風邪でも引かれましたか?」

桐葉「はい、ティッシュよ
   もしかして、この部屋埃っぽい?クローシェ大丈夫?」

クローシェ「ええ、大丈夫です、二人とも、感謝いたしますわ
      どうせクリス姉様たちがよからぬことでも言っているに決まっていますわ!」

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クリスカ「へぇ、中は意外と広いね。
     これならアルの魔法も思いっきり使えるね」

アル「遺跡の中で派手に魔法なんて使いませんよ!」

フィー「そんなこと言ってクロねえにばれたら怒られるだけじゃすまないよ?」

クリスカ「アル何とかという場所でも周りに触ったくらいで怒鳴られたしね
     とりあえず、慎重に行こうか」

アル「依頼の内容ですけど黄金色の大きい物が本当にいるかどうか、
   でしたよね?大きい物って箱か何かかな?」

フィー「物じゃなくて『者』じゃないの?
    いるかどうかって言うくらいだし金色の怪物とかじゃないのかな?」

クリスカ「まぁ、何が『いても』確認するだけだから
     隠密行動を心がけつつ進もう」

フィー「隠密行動って・・・
    わたし、一番向いてないよ!?銃声凄く出るし!」

クリスカ「まぁ、なるようになるでしょ。
     とにかく進むよ!」

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アル「悪魔みたいなモンスターが多いですね」

クリスカ「空を飛んでる敵もいるし、フィーとアルが頼りになるよ」

フィー「浮いてる敵はまかせて~」

アル「クリス姉さんが前に立ってくれないと私はちょっと怖いかな」

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クリスカ「結構奥まで来たけど、二人とも何か見かけたりした?」

アル「私は特に見かけてないです」

フィー「わたしも~」

クリスカ「今回はハズレだったかな?」

アル「そうかもしれませんね、一応銃器屋のお姉さんに報告を・・・
   ちょっとまって……何か聞こえませんか?」

フィー「何か奥から聞こえるよね」

クリスカ「というか、これって地響きじゃない?
     地面からかすかに揺れを感じる・・・」
アル「銃器屋のお姉さん、ただいま戻りました」

フェルト「おかえり、それで噂の真相はどうだった?」

クリスカ「結果から言うと遺跡の一番奥に宝箱を背負った大きいやつを見つけたよ」

フェルト「宝箱を背負った・・・」

フィー「急に襲い掛かってきたから適当にあしらって逃げてきちゃったんだけど
    こんなものを拾ったよ」

フェルト「これって、オタイト!?
     これをその大きいやつがもっていたのね!?」

クリスカ「状況から見て間違いないと思うけど、これがどうかしたの?」

フェルト「このオタイトというレアメタルは加工することによって
     いろんな使い道があるらしいんだけど、危険なものとして有名なのよ」

フェルト「でも、これを加工できる人なんてそうそういないし、もしかしたら・・・」

クリスカ「随分と考え込んでいるけど、出直してきたほうがいいかい?」

フェルト「そう、ね。そうしてもらえると助かるわ」

アル「それじゃあ、また後でお伺いしますね」

魔法屋「お、いいところで来たな。
    丁度桐葉の譲ちゃんも帰ってきてるぞ」

アル「おじさん、ありがとう!」

魔法屋「探してたやつに会えるかもしれないんだろ?
    お礼なんていいから、さっさと行ってきな」

桐葉「いらっしゃいませ、何かご入用ですか?」

アル「ごめんなさい、実は人を探しているんですけど
   櫻井螢さんとクローシェという方はご存知ありませんか?」

桐葉「螢とクローシェ?
   ええ、知っていますよ。
   もしかして、クローシェのご姉妹の方ですか?」

アル「はい!
   二人は無事なんですか!?」

クリスカ「アル、ちょっとは落ち着きなよ」

アル「ご、ごめんなさい」

桐葉「ふふ、いいんですよ。
   何だか話に聞いていた通りの方たちみたいですね。
   二人ならそろそろこちらに着くころだと思いますよ。」

フィー「あ、クロねえたちだ。
    お~い、クロねえ~!」

クローシェ「ちょっと、街中で大声で呼ばないでくださる!?
      恥ずかしくてよ!」

フィー「えへへ~、二人ともおかえり~」

螢「皆さん、ただいま戻りました。
  ところで、皆さんに折り入ってお願いがあるのですが…」

クリスカ「なるほど、それで今後出来うる限り桐葉さんも一緒に行動したいと。
     う~ん・・・」

螢「はい、私としては桐葉の力になってあげたいのです!
  駄目でしょうか…?」

クリスカ「だ、駄目じゃない、駄目じゃないんだけど!
     はぁ、わかった、わかったよ!」

クローシェ「流石のクリス姉様でもそうなってしまいますわよね?」

クリスカ「あれは流石に耐え切れないよ。
     ともかく、これからよろしく、桐葉さん。」

桐葉「皆さん、はじめまして。
   桐葉といいます、これからよろしくお願いしますね」

クリスカ「私は長女のクリスカ、
     螢たちの紹介は必要ないと思うけど・・・」

クローシェ「次女のクローシェですわ」

フィー「三女のフィカーツィアです、フィーって呼んでねー」

アル「末っ子のアルです、よろしくお願いします」

クリスカ「という四姉妹なんだ、よろしくね。」

フェルト「桐葉ちゃんたちと合流できたんだ、よかったね」

桐葉「あれ、フェルトさん?
   皆さんとお知り合いだったんですか?」

フェルト「先日知り合ってね、ちょっと仕事を頼んでいたのよ」

クリスカ「二人を待っている間にちょっとね。
     それでフェルトさん、でいいのかな?
     調べ物は済んだんですか?」

フェルト「そのことで来たんだけど実は、
     私が探している人が関わっているかもしれないから
     この場所まで案内して欲しいんだけど頼める?」

アル「遺跡の一番奥になりますけど、大丈夫ですか?」

フェルト「問題ないよ、このとおり散弾銃もあるしね」

クローシェ「またお出掛けになられますの?」

クリスカ「そうだね、フェルトさんを案内するからまたしばらくは別行動だね」

クローシェ「それじゃあ、アルをお借りしていてもよろしいかしら?」

アル「私は構いませんけど、クローシェ姉さんが私を借りるなんてどうしたんですか?」

クローシェ「今、桐葉に魔法の基礎を教えているから
      その手伝いを頼みたくてよ」

アル「そういうことですか。桐葉さん、頑張りましょうね!」

フィー「それじゃあクロねえとわたしとフェルトさんの三人で行くんだね」

クリスカ「螢は・・・つまらないだろうけどクローシェたちと待ってて。」

螢「わかりました、私に魔法は使えませんがクローシェの話は面白かったですし
  学ぶつもりで待たせてもらいますね」

フィー「クロねえ達の講義が面白いなんて…し、信じられない!」

クローシェ「どういう意味ですの!?」

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クリスカ「私たちが見つけた場所はこの階層の奥だったけど、まだいるかな?」

フィー「地響きとか凄かったしすぐ気付けると思うけど・・・
    フェルトさん、表情が硬いけどきになるとこでもありました?」

フェルト「え?そんなに強張っていた?
     な、なんでもないのよ、ちょっと緊張してただけだから!」

クリスカ「ふ~ん
     まぁ、そういうことにしておいて先に進もうか」

フィー「・・・うん、中にいるよ」

フェルト「あ、あれは・・・あのゴーレムはっ!!」

クリスカ「ちょ、ちょっと!?フェルトさん!
     ちっ、フィー!いくよ!」

フィー「りょ、りょうかい!」

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フィー「ふぇ、フェルトさ~ん、急にどうしたの?
    何とか倒せたからよかったけど、危ないよ~」

クリスカ「まったくだよ、急にどうしたの?」

フェルト「ごめんなさい・・・
     あのゴーレムは私が追っている奴が召喚したものみたいだったから…」

フィー「要するに因縁のある相手だったわけだね~」

クリスカ「その探している奴が見つかるかもしれなかったから
     今回捜索を依頼した、といったところか」

フェルト「ええ、いくらなんでも見つかるわけないと思っていたんだけど
     まさかこうも近くに痕跡が見つかるなんて思いもしなかったもんだから。」

フィー「それでつい熱くなったわけなんだね~
    ほら、クリスねえも皆無事だったんだから怖い顔してないでかえろーよ」

フェルト「ごめんなさい、貴女達を危険な目に合わせてしまって。」

クリスカ「わたしだけなら不測の事態でも切り抜けられるだろうけど
     妹達はそうじゃないんだ、無事だったからよかったけど・・・」

フィー「おーいっ!クリスねぇ~!!
    こんな所でお喋りしてないでさっさとかえろ~よ~!」

クリスカ「わかったよ!!
     とりあえず、戻ろう」

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フィー「ただいま~」

アル「おかえりなさ・・・い?
   銃器屋さんのお姉さんとクリス姉さん難しい顔しているけど、どうしたの?」

フィー「帰るときからずっとああなんだよねー」

クリスカ「あ、ああ。ただいま。
     なんでもないよ。」

フェルト「ちょっと予想外のことがあったから…」

アル「そうなんですか、でも皆さん無事でよかった」

螢「~の3種の魔法で防御手段を確立して・・・
  あ、皆さんおかえりなさい」

フェルト「報酬のほうだけど、これくらいあれば足りる?」

クリスカ「いや、情報提供と案内だけだったんだからこれだけでいいよ」

フェルト「そう…今回は助かったよ」

フィー「今日の仕事はこれで終わりにして後は休もうよ~」

アル「そうですね、クローシェ姉さんたちが宿泊している宿に行きましょ」

クローシェ「そうですわね。桐葉、貴女もいらっしゃいな」

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螢「クリス、ちょっと私に付いて来て貰ってもいいですか?
  クローシェ、少しお出掛けしてきます」

クリスカ「構わないけど?」


フェルト「あ~あ、あんなに取り乱すなんて失敗したなぁ…」

螢「御免下さい、ちょっとよろしいですか?」

フェルト「どうしたの?何か忘れ物でも?」

螢「忘れ物といいますか、お二人とも何かお困りのようでしたから。」

クリスカ「わざわざその為にここに来たの?」

螢「ええ、いけませんでしたか?」

クリスカ「そういうわけじゃないけど・・・」

螢「それで、案内した後に何があったんですか?」

フェルト「私のほうから話すよ」







螢「なるほど、それでお二人ともあのようなお顔を…
  フェルトさんはまだ目的の人物をお探しになるんですか?」

フェルト「ええ、それが私の目的だもの。」

クリスカ「螢、まさかとは思うんだけど・・・」

螢「そのまさかだと思います。
  私たちも協力して探して差し上げませんか?」

フェルト「駄目よ!貴女達にも危険が及ぶわ!」

螢「確かに危険が及ぶのかもしれません。ですが!」

クリスカ「はぁ・・・わかった、わかったよ!
     螢は何処までもお人好しだね」

螢「そんなことはありません。
  それに、クリスも手伝ってあげるつもりだったんじゃないですか?」

クリスカ「そ、そんなことないよ!?
     と、とにかく!危ないことになりそうなときは
     前もって知らせる約束だけ守ってくれたらいいから!」

フェルト「二人ともありがとう
     私のこの銃に誓って貴女たちを裏切らないわ」

???「~ぎこそ間違いありませんわ!
    あら?姉様たちこんな所で何を?」

桐葉「ってここ私の店の前じゃない!
   どんなルートを使えば戻ってこれるのよ!?」

螢「クローシェ、宿に向かったんじゃないんですか?」

クローシェ「も、もちろんですわ!貴女達を迎えに来たのでしてよ!
      さぁ、行きますわよ!」

螢「そうでしたか、わざわざありが・・・クローシェ!
  そっちじゃありません!こっちです!」

フェルト「貴女たちって賑やかね」

クリスカ「そうかな?
     フェルトさん、さっきの約束、忘れないでよね」

フェルト「わかっているわ。
     それと貴女とは長い付き合いになりそうだし『さん』づけはお互いやめない?」

クリスカ「わかったよ、フェルト。」

螢「クリス、フェルトさん!お二人とも行きますよ!」

クリスカ「ああ、すぐに追いつくよ!
     わたしのことはクリスでいいから!
     さっさと追いつこう!」

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