螢「緊張しますね・・・
ところで、どのような方なのですか?」
フィー「えっと~・・・
あれ?どんな感じだっけ?」
アル「フィー姉さんったら・・・
そうですね、金髪のロングで綺麗な方ですよ」
クリスカ「おしゃべりしてないで、もう時間だから行くよ」
螢「あ、はい!」
アル「この国の偉い人に会えるなんて緊張しますね」
螢「そうですね、失礼がないように気をつけないと・・・」
クローシェ「緊張しすぎても仕方がないですわよ?」
???「ふふ、そのお方の言う通りですよ」
螢「あなたは・・・?」
???「皆様、はじめまして。
わたくし、ガブリエラといいます。」
螢「はじめまして、私は櫻井螢と申します。
本日はお招き頂いてありがとうございます。」
ガブリエラ「今日は公務と私用を兼ねていますから
硬い話し方をせずともいいですよ」
クリスカ「お許しも出たし、これで気楽に話せるよ」
アル「姉さん!」
&
クローシェ「姉様!」
ガブリエラ「構いませんよ
皆さんとお話してみたいですし、まずは公務から片付けましょう」
ガブリエラ「それで、皆さんに折り入ってお話があるのですが・・・」
螢「なんでしょう?」
ガブリエラ「その、外の世界ってどんな感じなんでしょう!?」
一同「・・・は?」
ガブリエラ「人々を纏めている者として知っておくべきだといいますか・・・!」
クリスカ「なるほど、政治手腕はよくても少々世間知らずだと・・・」
ガブリエラ「お恥ずかしいことですが・・・」
クリスカ「それが私用ってわけね」
螢「私たちでわかるようなことでしたらなんでも聞いてください」
ガブリエラ「ありがとう!
紅茶を入れますからちょっと待っていてくださいね!」
???「失礼します、そろそろ公務の時間が・・・」
ガブリエラ「わかりました、準備をしますので下がってください」
螢「随分と激務なのですね」
ガブリエラ「そんなことはありません
私たちは皆さんがいて初めて生活ができるのですから。」
フィー「ムシャムシャ・・・」
クローシェ「為政者の鏡のような方ですわね」
アル「そうですね、だから国民に慕われているのね」
フィー「ゴクゴク・・・ぷはーっ美味しかった~」
クローシェ「貴女はほんっとうに空気が読めませんわね・・・」
アル「フィー姉さん恥ずかしいです」
フィー「出された物は美味しくいただくのが礼儀だと思うけど・・・」
クローシェ「時と場合によりますわ!」
ガブリエラ「いいのです
一人の人として接してくれているようで嬉しいですし
あれだけ美味しく食べていただけるなら料理長も嬉しいでしょう」
クリスカ「さてと、名残惜しいけど帰りましょうか」
ガブリエラ「皆さん、ありがとうございました」
クリスカ「そうそう、何か困ったことができたらいつでも言ってきて。
友人として助けに来るからさ、って図々しいかな?」
ガブリエラ「そんなことありません!
ですが、皆さんを困らせたくはありませんから・・・」
クリスカ「その辺りは気にしなくていいよ
これだけいるんだから何があっても大丈夫だよ」
螢「私も気にしませんからいつでも頼ってくださいね
それと激務と思いますが御自愛くださいね」
ガブリエラ「皆さん、感謝します
螢さんも開拓、気をつけてください」