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アルとシュレリア

【クローシェ】
「ですから、こういう理屈でしてよ?」

【シュレリア】
「わかった・・・」

【クローシェ】
「一般的なことについては理解できまして?」

【シュレリア】
「うん・・・理解できた。これもクローシェのおかげ・・・」

【クローシェ】
「そう・・・では、お買い物でもお願いしてみようかしら」

【シュレリア】
「お買い物、楽しそう・・・ワタシ、行く。」

【クローシェ】
「でも、一人だとまだ不安が残りますし・・・」

丁度良い機会ですしアルにでもお願いしてみるのがベストね
そう思い立つとすぐにアルの元に向かうことにした
【アル】
「わ、私が一緒に行くの!?」

【クローシェ】
「何か問題がありまして?」

【アル】
「そういうわけじゃ・・・!ないけど・・・」

どうにも歯切れの悪い答えが返ってくる

【クローシェ】
「いつまでもそう意識して接していたらあの子が可哀相よ?」

【アル】
「わかってはいるんですけど・・・」

【クローシェ】
「とにかくあの子のこと、お願いしますわ。」

気持ちの整理はつかない様だけどとりあえずは了承してくれた


【螢】
「アルさんはまだ慣れていないご様子ですね」

【クリスカ】
「そうなんだよね~」

【螢】
「やっぱり急には慣れるのは無茶なのでは?」

螢らしい心配の仕方だ、クリスカはそう思うが

【クリスカ】
「そう思うけど、あの子の世話に向いてるのはアルだと思うんだよね」

【螢】
「そうでしょうか?
私はクローシェや桐葉のほうが向いていると思いますけど・・・」

【クリスカ】
「何かを教えることに関してはあの二人のほうがいいのは認めるけど
頭だけで人と接していくわけじゃないでしょ?」

【螢】
「ああ、なるほど・・・アルさんは礼儀もしっかりしていますしね」

【クリスカ】
「うん、それにクローシェたちと違って・・・」

【螢】
「あの、私の後ろに・・・・・・」

【クローシェ】
「それに・・・なんでして?」

【クリスカ】
「い、いつから聞いてたの!?」

【クローシェ】
「つい今しがた出してよ?なにかよからぬことでも言いまして?」

【クリスカ】
「な、何も言ってないよ!?っていうか螢もクローシェがいるなら言ってよ!」


【アル】
「そ、それじゃあ・・・出かけましょうか」

【シュレリア】
「わかった・・・」

【アル】
「今日は桐葉さんのお店で、お、お買い物です」


【桐葉】
「アルちゃん、シュレリアちゃん、いらっしゃい。今日はどうしたの?」

【アル】
「今日はお買い物の練習を・・・」

【桐葉】
「そうだったの。練習はいくらでもしていいけど・・・」

【アル】
「???」

【桐葉】
「お店の物は壊さないように気をつけてほしいかな~って・・・・・・」

【アル】
「えっ!?」

桐葉さんにいわれて慌てて振り向くとそこには
お店のインテリアを弄くるシュレリアがいた。

【アル】
「お店の物を勝手に動かしたりしちゃ駄目じゃないですかっ!」

【シュレリア】
「ここはお店?桐葉はお友達・・・
お友達のお家じゃ、ないの?」

【アル】
「桐葉さんはお友達です!お友達ですけど
ここは桐葉さんが出しているお店です!」

【シュレリア】
「ここは桐葉のお店・・・色んなものがある・・・
何を売るお店、なの?」

【アル】
「ここにあるのは日用品とか冒険する時に使うものとか
色々な物が売られていますし、可愛い小物とかもあるんですよ!」

【桐葉】
「私のお店のように雑多に・・・う~ん分かり易く言えば色んな商品を
置いて売っているようなお店を雑貨屋っていうの。」

【シュレリア】
「雑貨屋・・・」

【アル】
「姉さんから買い物メモを受け取っていますよね?
それで確認しながら商品を取ってきてお買い物してみてください」

【シュレリア】
「わかった・・・やってみる・・・」

【桐葉】
「あの子、好奇心が旺盛みたいね」

【アル】
「そうですね、街中でも色々と観ているようでした。」

【桐葉】
「ふ~ん、シュレリアちゃんのことよく観てるのね
お姉さん、感心しちゃうな」

【アル】
「そ、そういうわけじゃあ・・・!?」

【シュレリア】
「桐葉、これ・・・ください。」

【桐葉】
「あ、は~い!ちょっと待ってね!」


【桐葉】
「お買い上げありがとうございましたっ!
二人とも見るだけでもいいからまた来てね!」

【シュレリア】
「わかった、また来る・・・
今日はもう帰るの?」

【アル】
「はい、荷物も一杯だし、今日はお家に帰ります」


家に向かう途中、不意にシュレリアが立ち止まり
アルのことをまっすぐ見つめてきた

【アル】
「ど、どうしたの?」

【シュレリア】
「アルは・・・ワタシとずっといて平気、なの・・・?」

【アル】
「え?」

【シュレリア】
「アル、ワタシを怖がっていた・・・知ってる・・・」

そう言われるとそうなんだけど・・・
なんだか慣れてしまっている自分がいる、どうしてだろう?
アルはそう考え込んでしまうけどすぐに結論をつけて

【アル】
「確かにそうだったんですけど・・・・・・
貴女と一緒にお買い物をしている間になんだかなれちゃいました!」

【シュレリア】
「なれ、る?」

【アル】
「手間がかかる子ほど可愛い、というのも違うし・・・
う~ん、なんて言えばいいのかな?」

【シュレリア】
「???」

【アル】
「そう、ね・・・妹ができたみたいで嬉しかったから!かなぁ」

色々と考えてみたけどそう考えることがしっくりくる、けど
自身の心変わりに少しだけアルは驚いていた

【シュレリア】
「いもうと・・・」

【アル】
「ど、どうしたの!?急に手なんか握ってきて!」

【シュレリア】
「アルがなれてきたらこうするのがいいってクリスが言ってた・・・」

【アル】
「ね、姉さんったら、余計な気遣いが好きなんだからっ!
・・・・・・今までちゃんと接してあげられなくてゴメンね・・・」

【シュレリア】
「だいじょうぶ・・・ワタシはヒトじゃないんだから仕方ない・・・」

【アル】
「きっとそれは問題じゃないのよ」

【シュレリア】
「ワタシにはよくわからない・・・」

【アル】
「私だってよくわかりません・・・
でも、手を繋いで帰ることはできるんだし、このまま帰りましょ?」

【シュレリア】
「わかった・・・・・・」

確かに人間とは違うし、想いや考えることもきっと違うのだろうけど
互いにわかってあげることはできるよね。
そんな想いを胸にアルは繋ぐ手に力を入れて家路についた。

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